夏だ!海だ!【後編】

キュララナビーチ

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夏だ!海だ!【前編】を読み直す

更衣室に向かって走るぷくみ達

ぷくみ『更衣室あったよ~!』

クーちゃん『よーし!着替えよう!』

ポシェル『ぷくみちゃん、待ってー!』

キュララナ海岸の駅を出て、目の前の浜辺を少し歩くと更衣室が見えてきました。

待ちきれないぷくみは、更衣室に向かい勢いよく走りだしました。

更衣室前で竿ふる練習するぷくみ

ヒュンッ・・・ヒュンッ・・・(釣り竿をふる音)

ぷくみはそわそわしながら、竿をふる予行練習をはじめました。

浜辺で遊ぶ人たちの楽しそうな声、心地よい波の音と磯の香りがぷくみをあせらせます。

ぷくみ『まずは釣り~!それにバーベキュ~!』

ラッキー『予定考えてあったんだね。』

ぷくみはレジャーには全力を尽くすタイプなので、当然今日の予定は考えてあります。

まずはお昼ごはんに備えて、釣りをして食材の調達の予定になっているのです。

本日の予定を考えてわくわくしてるうちに、二人が更衣室から出てきました。

着替え終わったクーちゃんとポシェル

ポシェル『おまたせー!』

クーちゃん『おまたせ!』

ぷくみ『おお~!』

ラッキー『よく似合ってるね。』

ぷくみ『二人ともかわいい~!』

ポシェルちゃんは、最新の水着にオシャレなサンダル、白い肌がとても眩しいです。

クーちゃんは、赤いビキニで下はサラシのような水着でとても勇ましいです。

ポシェル『ありがとうー!』

クーちゃん『どこいくー?』

ぷくみ『えっとね~・・・』

ぷくみ『今日はちゃんと予定たててあるんだ~!』

岩場を指さすぷくみ

ぷくみ『まずは、お昼ごはん用に岩場でおさかな釣ろう~!』

クーちゃん『いいねー!』

ポシェル『さすがぷくみちゃん!』

お昼が近いので、みんなでおさかなを釣ることにします。

釣って、すぐに調理して食べられるのも海の醍醐味のひとつです。

釣り竿を貸すぷくみ

ぷくみ『ポシェルちゃん釣り竿使っていいよ~!』

ポシェル『ありがとうー!』

ぷくみ『ぷくみとクーちゃんは潜ってつかまえる~!』

クーちゃん『どっちが大物つかまえるか勝負だね!』

ぷくみ『ぷくみも負けないよ~!』

ラッキー『気をつけてね。』

クーちゃんとぷくみは素潜りで魚を捕まえてきます。

ジュレットのスイミングスクールで鍛えたぷくみの水泳術を見せるチャンスです。

準備運動を終わらせた二人は、勢いよくに飛び込みました。

素潜りするぷくみとクーちゃん

ゴポッ・・・ブクブクッ・・・(海の中の音)

「ぷくみはあっちの方見てー」

「おっけ~!」

海の中は、陽の光で青く輝き、サンゴのまわりを色鮮やかな小魚が泳いでいます。

ふたりは二手にわかれて大物を探します。

岩場で釣りをするポシェル

ポシェル『大物とれるといいねー!』

ラッキー『ぷくみ、泳ぎ下手くそだから大丈夫かな。』

じつは、ぷくみの泳ぎは下手くそと知っているラッキーに、一抹の不安がよぎります。

5分後・・・

マグロを捕まえるクーちゃん

クーちゃん『とったー!!』

ポシェル『やったー!』

ラッキー『さすがだね。』

大物を抱えたクーちゃんが、大声で海面から飛び出してきました。

どうやら立派なマグロを捕まえてきたようです。

ところが・・・。

それからさらに15分後・・・

不安になるラッキー達

ポシェル『ぷくみちゃん遅いね!』

クーちゃん『まさか溺れてないよね!?』

ラッキー『ぼく、潜って探しに行ってくる。』

ぷくみがに潜ってから、すでに20分も経過しています。

海に飛び込んでからぷくみが一度も姿を見せないので、3人は不安にかられました。

ラッキーはぷくみが心配でオロオロしています。

そのとき・・・!

大クラゲを捕まえるぷくみ

ぷくみ『とった~!!』

大クラゲを持ち上げたぷくみが、いきなり海面から飛び出してきました。

ポシェル『ぷくみちゃん!』

クーちゃん『潜りすぎだよ!ぷくみ!』

ラッキー『溺れたのかと思ったよ。』

呼吸を忘れていたぷくみ

ぷくみ『あれ~?』

ぷくみ『ぷくみ、夢中になりすぎて息するの忘れてたかも~!』

ひとつに集中しすぎると他のことを忘れてしまうのは、ぷくみの悪い癖です。

大物を捕まえるのに夢中だったぷくみは、呼吸をするのを忘れていました。

何はともあれ、安心してお腹が減ったぷくみ達は岩場を後にします。

獲物を引きずるぷくみ

ぷくみ『お腹すいた~!バーベキューにしよう~!』

クーちゃん『ぷくみのそれ食べれるの?』

ラッキー『少し気持ち悪いよね。』

ポシェル『おいしく調理するよー!』

4人はバーベキューができそうな浜辺に移動しました。

ぷくみはリュックに無理やり詰めこんだバーベキューアイテムを取り出します。

そして、ポシェルちゃんが手際よく調理をはじめました。

バーベキューするぷくみ1

ぷくみ『わぁ~!いいにおい~!』

ポシェル『どんどん焼くからねー!』

クーちゃん『ぷくみのクラゲ、ちょっと気持ち悪いよ!』

ラッキー『ぼくもぷくみのはやめとこ。』

ポシェルちゃんがうまく調理してくれたおかげで、上手に焼けました。

あたり一面においしそうな香りがたちこめます。

バーベキューするぷくみ2

ぷくみ『おいし~!』

ポシェル『どんどん食べてねー!』

クーちゃん『マグロうまい!』

ラッキー『野菜もおいしいよ。』

ぷくみは、大クラゲの触手を麺をすするように、豪快に食べてみました。

粘り気があり、ぬるぬるした食感で、少し臭みありますが、やみつきになる味です。

大クラゲは、誰も食べないのでぷくみが1匹まるまる完食しました。

お腹もいっぱいになったところで、みんなで泳ぐことにします。

海に向かって走り出すぷくみ達

ぷくみ『泳ごう~!』

クーちゃん『いこいこー!』

ポシェル『きゃー!』

熱く焼けた砂をものともしないで、4人はに向かってまっしぐらに走ります。

そして、その勢いのままに飛び込みました。

泳ぐぷくみ達1

クーちゃん『キャッホー!』

ぷくみ『気持ちいい~!』

ポシェル『つめたーい!』

ラッキー『やっぱり夏は海だね。』

泳ぐぷくみ達2

ぷくみ『エアコン壊れちゃったけど、海来てよかったね~!』

ラッキー『ぷくみはもっと外に出た方がいいよ。』

夏はいつも、エアコン全開で引きこもり気味なぷくみなのですが、

さんさんと照りつけるお日さまを見ながら、たまにはも悪くないな~と思いました。

おかしな建物を見つけるぷくみ

クーちゃん『ねーねー、あれ何かな!?』

ぷくみ『りとるどっぐ~?』

ラッキー『なんだろね。』

ポシェル『行ってみるー?』

浜辺のむこうにたくさんののぼりお店のような小屋が見えます。

興味を持った4人は見に行ってみることにしました。

リトルドッグのお店

ぷくみ『こんにちは~!』

リトルドッグ『いらっしゃい!』

クーちゃん『これなに売ってるの-?』

リトルドッグ1

リトルドッグ『こちらでは海を走れるドルボードをレンタルしてます!』

リトルドッグ『ドルボードを改造して作ったんですよー!』

ぷくみ『自分で作ったの~?』

ポシェル『すごーい!』

クーちゃん『おもしろそうだねー!』

どうやら、海専用で乗れる船みたいなドルボードをレンタルしてるみたいです。

リトルドッグ2

リトルドッグ『こう見えても私、裁縫と改造が得意なんですよ~!』

リトルドッグ『どうでしょう?レンタルされますか?』

リトルドッグさんがドヤ顔で語ったあと、レンタルをオススメしてきました。

ぷくみ『でもぷくみ、お金持ってないよ~?』

リトルドッグ『初回だし、無料レンタルでいいですよ!』

リトルドッグ『次回から気にいったらまたお願いします!』

ぷくみ『ええ~!いいの~!?』

クーちゃん『太っ腹だね!』

ポシェル『かっこいいー!』

ぷくみ『どうもありがとう~!』

なんという幸運でしょう!

無料でジェットドルボードを2台貸してもらえることになりました。

リトルドッグさんは大金持ちみたいでとても気前がいい方のようです。

さっそくみんなで乗って遊んでみることにします。

ジェットドルボードで遊ぶぷくみ1

ヒュイーン・・・ザザーッ!(波の音)

ぷくみ『わぁ~!はや~い!』

ラッキー『すごいね。』

クーちゃん『ヒャッホー!!』

ポシェル『クーちゃん上手だねー!』

スロットルを回すを切りながら、ぐんぐんと加速していきます。

ぷくみはドルボードの運転が苦手なので、緊張して心拍数が上昇しました。

ジェットドルボードで遊ぶぷくみ2

ドッボーンッ・・・(ぷくみが落ちた音)

ぷくみ『あぶぶぶ~!』

ラッキー『わわわ!』

操縦者がに落ちても、ラッキーを乗せたまま、ジェットドルボードは進んでいきます。

クーちゃん達は、ぷくみが落ちたことに気づかず走り去ってしまいました。

4人は、ジェットドルボードを遊び倒して返却しました。

レンタル割引券をもらえたぷくみは、大満足でお店を後にしました。

浜辺で砂の城を作るぷくみ

ぷくみ『日が暮れてきたね~!』

ポシェル『日焼け止め、塗り直してー』

クーちゃん『まかせて!』

ラッキー『ぷくみ、きれいな貝がら拾ったよ。』

遊び疲れた4人は浜辺で少しのんびり過ごすことにしました。

ラッキーがきれいな貝がらを拾ってきて、プレゼントしてくれました。

少し夕暮れになったは、少しずつ赤く染まり、辺りはオレンジ色に変わっていきます。

浜辺で寝転ぶぷくみ達

ぷくみ『楽しかったね~!』

ラッキー『夕焼けがきれい。』

クーちゃん『風が気持ちいいー』

ポシェル『あっという間だったねー!』

波打ち際でのんびり過ごしていると、陽が沈み、だんだん暗くなってきました。

ぷくみは花火を持ってきたので、最後にみんなで花火をすることにします。

花火をするぷくみ達1

ぷくみ『わぁ~!きれ~い!』

ポシェル『線香花火もかわいいよー!』

クーちゃん『よーし!打ち上げるよ!みんな気をつけてー!』

打ち上げ花火

ヒューー・・・・ドーン!・・・・パチパチパチ・・・・

(打ち上げ花火の音)

打ち上げる花火は、次々と夜空に上がっていき、儚く消えていきます。

遊び疲れたぷくみは、浮かべては消えていく花火を見ているうちにウトウトしてきました。

花火をするぷくみ達2

ヒューー・・・・ドーン!・・・・パチパチパチ・・・・

暗転

そして夜が明けた!

目が覚めるぷくみ1

ぷくみ『むにゃ・・・。』

ラッキー『ぐーぐー。』

幸せそうなぷくみ

ぷくみ『あれ~、夢~!?』

ぷくみ『いい夢見ちゃった~!』

日焼け止めを塗り忘れて、全身真っ黒に焼けた肌に気づいていないようです

ラッキーにもらった、きれいな貝がらにも気づいていません。

夢のような1日を過ごせて幸せいっぱいのぷくみでした。

※アンケートはお一人様1回まで有効です。


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コメント

  1. ラリオス より:

    まさかのゆめおち!

  2. さくらいろ より:

    仲良し4人組でステキな夏の思い出が出来て良かったねー!(≧∇≦)
    日焼けしたぷくみちゃんもカワイイよ!

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      エアコン壊れたおかげでいい思い出になった~(*´ω`*)
      でも、寝るときヒリヒリして痛いよ~(;o;)

  3. まめ より:

    更新お疲れ様です!
    運転苦手なんですね。意外でした。
    巨大クラゲはビックリしました!
    完食するぷくみちゃん(笑)
    久しぶりの夢オチでしたね。
    ぷくみちゃんの偽物かと思ったら、日焼けだったんですね!
    楽しい夏の1ページが出来て良かったですね♪

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      ドルボードの運転は苦手でよく崖から落ちちゃうの~(;’∀’)
      見た目が気持ち悪いものほどおいしいんだよ~!
      目覚めたら真っ黒でびっくりしちゃったよ~(๑•̀ㅁ•́๑)!

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