アルバイトの話4

ニワトリたちの叫び

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アルバイトの話3を読み直す

前回、鶏舎を訪ねたぷくみは、厳重な有刺鉄線をくぐり、なんとか敷地内へ潜入しました。

しかし、敷地内でニワトリ婦人に見つかり、追い払われてしまったのです。

仕方なく鶏舎を去ろうとすると、突然ニワトリ達が騒ぎはじめました・・・。

ぷくみに訴えかけるニワトリの群れ

コケコケッ!コケッ!コケッ!(大勢のニワトリの声)

ぷくみ『あれ~?どうしたの~?』

ラッキー『何か言いたいことがあるみたいだよ。』

ぷくみ『ほんと~?ラッキー、通訳して~!』

ラッキー『わかった。聞いてみる。』

何かを言いたげな無数のニワトリ達が、有刺鉄線の前に集合しました。

ラッキーは、どんな動物ともお話できる不思議な能力で、ニワトリと話しはじめました。

ニワトリから話を聞くラッキー

コケッ!コケッ!コケーッ!(訴えるニワトリの声)

ニワトリ『・・・コッコッコッ!コケッ!』

ラッキー『・・・・・なるほど。』

群れの代表らしいニワトリは、必死でラッキーに何かを伝えようとしています。

ぷくみに通訳するラッキー

ラッキー『どうやら仲間が行方不明らしいね。』

ぷくみ『行方不明~?』

ラッキー『年老いたニワトリが家の方に連れて行かれたみたい。』

ぷくみ『うんうん、それで~?』

ラッキー『過去に連れて行かれたニワトリも戻ってこないんだって。』

ぷくみ『ええ~!なんで~!?』

ラッキー『それはわからない。でも・・・・・。』

ラッキーがニワトリの話を通訳してくれました。

そして、いつしかニワトリ婦人と呼ばれるようになった所以も聞き出してくれました。

ウズランの正体

ウズランは保護を名目、村人達が捕まえたニワトリを集めているようです。

そして、飼育したニワトリが卵を産むと、対価として村人に提供しているのです。

しかし、鶏舎に残っているのは若いニワトリばかり、年老いたニワトリは一体どこに・・・?

ぷくみ『なるほど~!』

ラッキー『連れて行かれたニワトリが心配だね。』

ぷくみ『よ~し、もう一度家の方に行ってみよう~!』

ラッキー『それがいいね。』

ニワトリの心の叫びを聞いたぷくみは、ウズランの家に戻ってみることにしました。

ドアには施錠されているので、窓から家の中を覗き見ることにします。

ニワトリ婦人の家を覗き見るぷくみとラッキー

ミシッ・・・ミシッ・・・(ぷくみの体重で崩落しそうな木箱の音)

ぷくみ『どう~?見える~?』

ラッキー『ウズランが何かをしてるみたい。』

ぷくみは、重みで損壊しそうな木箱の山をなんとかよじ登りました。

そして、気づかれないよう静かに中を覗きこんでみました。

すると・・・・。

ニワトリを調理するウズラン

ギーコ・・・・・ギーコ・・・・・ふふん~♪ふんふん~♪

(刃物のようなものを砥ぎながら、機嫌よく鼻歌を歌うウズラン)

ぷくみ『あれ~?何の音~?』

ラッキー『あ・・・、あれは・・・!』

ぷくみ『なになに~?』

中からは不気味な怪奇音が聞こえ、楽し気なウズランが見えます

台の上にはしょんぼりとしたニワトリが、諦めたような表情で立たされていました。

ラッキーが何かに気づいたようなので、崩れそうな木箱から降りて話を聞くことにします。

木箱の下で話し合うぷくみとラッキー

パタパタパタパタ・・・(ラッキーの羽の音)

ラッキー『・・・・・言いにくいんだけど。』

ぷくみ『どうしたの~?』

ラッキー『・・・・・たぶん、ニワトリを調理して食べる気だよ。』

ぷくみ『え・・・!!!』

ラッキー『台の上にいたニワトリは、行方不明のニワトリかも。』

ぷくみ『でも、保護活動してるって言ってたよ~?』

ぷくみ『ぷくみ、もしかして騙されたかも~!!』

憤怒するぷくみ

カッカ・・・カッカ・・・(怒るぷくみ)

ぷくみ『絶対に許せない~!!』

ぷくみ『すぐに乗り込んでニワトリを助けないと~!』

ラッキー『そうだね。いこう。』

命と同じくらいにニワトリ達が大事と言ってたのに、食べるなんて言語道断です。

騙されたぷくみは怒りに燃えウズランの凶行を阻止すべく家に突入することにしました。

 ウズランの家

屋敷に乗り込むぷくみとラッキー

バタンッ!!(ドアが開く音)

ぷくみ『こら~!!』

ウズラン『わっ!!・・・な、なになに!?』

正義感に燃えるぷくみは、勢いよくドアに体当たりして、悪の拠点に突入しました。

怒りをぶつけるぷくみとラッキー

ドスッ・・・ドスッ・・・(詰め寄るぷくみの足音)

ぷくみ『どういうこと~!?』

ぷくみ『まさかニワトリを食べる気~!?』

血痕がついたウズランの着衣を見たぷくみは、怒りで顔を紅潮させました。

体重が増加したぷくみは、まるでブルドーザーのようにウズランに詰め寄ります。

ウズランに怒りをぶつけるぷくみとラッキー

ぷくみ『大事な娘って言ってたよね~!!』

ウズラン『ち、ちがうのよ!おちついて!』

ぷくみ『何が違うの~!?』

ウズラン『ち、ちゃんと理由があるのよ!』

ぷくみ『うるさ~い!理由があってもダメなものはダメ~!』

怒りで我を忘れたぷくみに、言い訳は通じません。

ぷくみはウズランを部屋の隅に正座させ、こんこんと説教をはじめました。

ウズランに説教するぷくみ

くどくどくどくど・・・・・(説教をするぷくみ)

そして2時間後・・・・・。

反省するウズラン

ぐす・・・ぐす・・・(涙するウズラン)

ウズラン『ごめんね・・・、ニワトリ達の気持ちはよくわかったわ。』

ウズラン卵が産めないニワトリは、飼育にお金がかかるし、つい魔がさして・・・。』

ウズラン『ニワトリを愛するあまり、自分の血肉にしたいって思ってしまったの・・・。』

ウズラン『これからは、年老いたニワトリも大事に育てるね。』

ウズラン『柵も取り壊して、ニワトリの楽園になるよう頑張るわ。』

ぷくみの熱い想いが通じたのか、ついにウズランは改心しました。

有刺鉄線と柵はなくし、鶏舎がニワトリの楽園になるよう頑張ると約束してくれました。

ニワトリを渡すウズラン

よかったら、コレ・・・(ニワトリを差し出すウズラン)

ウズラン『そういえば、ニワトリを貸してって言ってたよね。』

ウズラン『この子あなたのことが気に入ったみたいなの。』

ウズラン『よかったら連れて行ってあげて。』

ぷくみ『いいの~!?どうもありがとう~!』

先ほど調理されかけていたニワトリが、一緒に来てくれるみたいです。

サーカスに出演してもらえれば当初の目的も達成できます

ニワトリが仲間に加わった!

コケコッコーッ!(ニワトリの鳴き声)

年老いたニワトリが仲間に加わりました。

からあげをくれるウズラン

コレ、どーぞ!(何かのカラアゲを差し出すウズラン)

ウズラン『お腹すいたでしょ?』

ウズラン『帰りにこれでも食べて。揚げたてよ。』

ぷくみ『わぁ~おいしそう~!ありがとう~!』

ウズランがお土産に、揚げたての何かのカラアゲをくれました。

カラアゲが大好物のぷくみは、大喜びで受け取りました。

でもなぜかラッキーとニワトリは、びっくりした顔をしていました。

カラアゲを食べ歩くぷくみ

くっちゃ・・・くっちゃ・・・(何かのカラアゲをかみ潰す音)

ぷくみ『これおいしい~!』

ラッキー『・・・・・さすがだね。ぷくみは。』

ニワトリ『コケ・・・・・。』

ラッキーとニワトリはうらやましいのか、微妙な表情でこちらを見てきます。

ぷくみは食べ歩きしながら、ティルツキン達が待つ馬車に戻ることにしました。

 ティルツキンの馬車

ティルツキンの馬車に戻るぷくみ

ティルツキン『おかえりなさいませ。』

ぷくみ『ただいま~!』

ティルツキン『その様子だとうまくいったようですね。』

ぷくみ『もう大変だったんだよ~!』

ぷくみはティルツキンにメルサンディの村であった、一連の事の顛末を話しました。

そして、仲間になったニワトリのことも紹介しました。

ニワトリを紹介するぷくみ

ティルツキン『それはよかったですね~!』

ティルツキン『では、次はどこに向かいましょうか?』

ぷくみ『う~ん・・・。』

ぷくみ『ラッキー、どうしよう~?』

ラッキー『あてがないなら一度オルフェアに戻ったら?』

ぷくみ『そうだね~、そうしよっか~!』

ティルツキン『わかりました。ではオルフェアの町までお送りしますね。』

ティルツキン『馬にはもうひと踏ん張り、頑張ってもらいましょう。』

次の動物のあてがないぷくみ達は、一旦オルフェアの町まで戻ることにしました。

メルサンディの村を立つぷくみ達

ヒヒヒーンッ・・・・パッカ・・・パッカ・・・(馬車を引く馬の鳴き声)

足腰が弱ったお馬さんは、重い足取りで馬車を引きはじめました。

メルサンディの美しい夕陽の中、馬車はゆっくりと野路に沿って進んでいきます。

小さくなっていく村の看板を眺めながら、次の出会いに胸がドキドキするぷくみでした。

アルバイトの話5を読む

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コメント

  1. 匿名 より:

    何時も楽しく拝見しています。
    食べっちゃったんですか・・・。
    正義の怒りは・・・。
    ラッキーと鶏の表情が実に良い仕事をしています。

    • ぷくみ より:

      すっごい美味しかったよ~!
      お腹ペコペコで独り占めしちゃった~(´▽`)
      ラッキーとニワトリもいっしょに食べたかったのかなぁ~?
      ひと口だけあげればよかったよ~(;’∀’)

  2. 匿名 より:

    ぷくみちゃん、痩せる気配がありませんね
    それはそうと唐揚げはマヨネーズをつけるともっとおいしいですよ

    • ぷくみ より:

      え~ほんと~?
      さっそくメギス鶏のからあげ買って試してみる~Σ(゜o゜)
      ダイエットはそれ食べてからすることにする~(*´ω`*)

  3. まめ より:

    何かの唐揚げ…それは…
    更新お疲れ様です!
    久しぶりでぷくみちゃんがプクプクだった事を忘れてました(^_^;)
    仲間に加わって良かったですね!
    次回も楽しみにしてます♪

    • ぷくみ より:

      何のおにくかよくわからなかったけど美味しかったからいいんだよ~(*´▽`*)
      現在進行形でプクプクしてるよ~(*´ω`*)
      仲間がどんどん増えてうれしい~!
      次回もがんばるぞ~!

  4. 匿名 より:

    あー面白かった!
    次回も楽しみに待ってるよー!

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      次回も更新がんばるよ~(´ー`)
      お楽しみに~(=゚ω゚)ノ

  5. どわを より:

    やったね!やっぱり悪党だったか。ぷくみちゃん格好良かったぜ!

    • ぷくみ より:

      やったよ~!悪の組織を壊滅したよ~ヽ(•̀ω•́ )
      また悪さしないよう、しっかりぷくみが監視してるから安心してね~!

  6. ノンナ より:

    やっぱりからあげだった~(/´△`\)〆たて揚げたてはさぞ美味しかったことでしょう(;´∀`)

    • ぷくみ より:

      なんだかんだでカラアゲはやっぱりおいしいね~!(゚∀゚)
      作り方教わればよかったよ~Σ(゜o ゜;)

  7. 匿名 より:

    カラアゲ、何のお肉なんでしょうね…

    • ぷくみ より:

      何のお肉なんだろ~?
      ぷくみは悪食だから何でも美味しく食べちゃうんだよ~(´~`)モグモグ

  8. ライラ より:

    ぷくみちゃんその唐揚げおいしかった~?
    それ材料何で出来てると思う~?w

    • ぷくみ より:

      唐揚げおいしかったよ~(ノ≧ڡ≦)
      そういえば、メギス鶏のからあげの味に似てた気がする~
      いったい何の唐揚げだったんだろう~(゜o゜)

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