ストーカー続編

ルベカからの連絡

前回の話を読み直す場合は下記リンクへ

ストーカー現る!?

ぷくみとラッキーがケーキを食べている

ピロロロ・・・ピロロロ・・・♪(電話の呼び出し音)

ラッキー『ぷくみ、電話鳴ってるよ。』

ぷくみ『ほんとだ~、だれかな~?』

ある日のお昼を過ぎた頃、ぷくみのお家に一本の電話が鳴り響きました。

しかし、15時のおやつの時間なので、ぷくみは居留守を試みることにしました。

電話が鳴る

ピロロロ・・・ピロロロ・・・ピロロロ・・・ピロロロ・・・ピロロロ・・・ピロロロ・・・♪

(電話の呼び出し音)

電話の呼び出し音は、けたたましく鳴り響いて、きれる気配がありません。

ぷくみ『ずっと鳴ってるね~。』

ラッキー『出た方がいいんじゃないの?』

10コール、20コール・・・。

出るまで絶対に諦めないという、発信者の決意を感じさせます。

おやつ中のぷくみは、とうとう重い腰をあげて、電話のところに向かいました。

電話に出るぷくみ

ガチャッ・・・(電話にでる音)

1

R1

R2

R3

R4

2

5

R6

3

R7

R8

ガチャッ!ツー・・・ツー・・・(電話が切れる音)

おやつが食べかけのぷくみは、今からと聞いて、顔を曇らせました。

しかし、一方的に用件を告げたルベカは話を続けた後、電話をガチャ切りしました。

さすがに名探偵だけあって、まるでこちらの行動が透けて見えているようでした。

困った顔をするぷくみ

ぷくみ『ルベカがね~、今すぐ来てだって~。』

ラッキー『何か進展があったのかな?』

ぷくみ『そうかな~?』

ぷくみ『残りのおやつは帰ってから食べることにする~。』

食器棚にケーキを隠すぷくみ

ぷくみは空き巣に盗まれないよう、食器棚の奥に、食べかけのクイックケーキを隠しました。

不安なので、お金が貯まったら鍵付きの食器棚を買おうと決意しました。

探偵衣装に着替えるぷくみ

ぷくみ『ルベカとお仕事するときは着替えないとね~!』

ラッキー『やっとやる気が出てきたみたいだね。』

ストーカー事件の解決のため、ぷくみは前回と同じく、探偵用の衣装に着替えます。

名探偵の助手を務めるためには、欠かせないことなのです。

気合入れて家を出るぷくみ

ぷくみ『よ~し、いくぞ~!』

ラッキー『あい。』

愛用の虫メガネを持って、探偵衣装に着替えました。

衣装により、ぷくみのかしこさが少しだけアップしました。

町を歩くぷくみとラッキー

ぷくみ『今日は探偵日和~♪』

ラッキー『ごきげんになったね。』

犯人がわかるかもと思ったぷくみは、上機嫌で町の外に向かって歩きだしました。

西門を出て、馬車に乗り、それから連絡船でレーンの村を目指すことにします。

馬車に乗るぷくみとラッキー

ぷくみ『こんにちは~』

ぷくみ『レーンの村まで行きたいの~』

ぷくみ『行けるとこまで連れてって~!』

馬車のおじさんに運賃の100Gを支払いました。

持ち合わせが少なかったので、ヒヤッとしましたが、何とか帰りの運賃はありそうです。

ぷくみとラッキーはレーンの村に向かいました。

 レーンの村

レーンの村に到着するぷくみとラッキー

馬車と連絡船を乗り継ぎ、ぷくみ達はレーンの村にたどり着きました。

村を歩くぷくみとラッキー

ぷくみ『だいぶ時間かかっちゃったね~。』

ラッキー『遠かったよね。』

用意に時間がかかり遅くなってしまったので、ルベカが怒ってないか不安になりました。

あせるぷくみは、小走りルベカのお家に向かいます。

ルベカに挨拶するぷくみ

ぷくみ『おまたせ~!』

ルベカ『遅いよ、ぷくみ!』

ぷくみ『ごめんね~、着替えに時間かかっちゃった~!』

ルベカ『しょうがないわね。』

語りだすルベカ

ルベカ『じゃあ、さっそくだけど本題に入るわ。』

ぷくみ『おっけ~!』

ルベカ『前回もらった資料を調査したら色々な事がわかったの。』

ルベカ『まずはこの手紙!』

ルベカ『この赤い○のところに注目して!』

〇がついた手紙

手紙の話を読み直す場合はリンクへ ぷくみの誕生日

ルベカ『わかる?』

ルベカ『これは、差出人のなまりが出ているの。』

ルベカ『手紙では巧妙に隠しているけど、普段はなまりがある人物だと思うの。』

ぷくみ『ほんとだ~!』

ラッキー『気がつかなかったね。』

考えるルベカ

ルベカ『書き方は紳士的だけど、知らないうちに文面に出てしまったのね。』

ルベカ『身近な人物で、話し方に特徴がある人には要注意ね!』

ぷくみ『そっか~!』

ぷくみ『でもそういう人いたかな~?』

ラッキー『なまりのある人・・・。』

説明するルベカ

ルベカ『それと他にもわかったことがあるの。』

ルベカ『これは、前回預かった証拠写真なんだけど・・・』

ぷくみ『どれ~?』

〇がついた写真1

ルベカ『この写真の〇の部分に注目したの。』

手紙を見せるルベカ

ルベカ『4ヶ所にあるイスの跡と足あとを分析してみたの。』

ルベカ『イスの重量をaとして、その沈み具合から、足あとbの値を計算してみたの。』

ルベカ『すると、bの総重量がおおよそ80kgと算出されたの。』

煙が出るぷくみ

ぷくみ『むずかしい~。』

ラッキー『犯人の体重を推理したみたいだね。』

あまりにも難しい話になってきたので、ぷくみの頭から煙が出てきた気がしました。

ルベカ『前回預かったこっちの写真も見てみて。』

ファイル1

ルベカ『身につけている装備はパラディンチェインね。』

ルベカ『装備の総重量を差し引くと、この人物の推定体重が予測できるわ。』

説明を続けるルベカ

ルベカ『おそらくこの人物の体重は、60kg程度と推理できるわ。』

ぷくみ『なるほど~!』

ラッキー『たいしたものだね。』

ルベカ『それとまだあるの!』

ルベカ『つぎはこの写真の〇の部分に注目して。』

〇がついた写真2

ルベカ『これは、窓についていた手形の写真ね。』

ルベカ『この手形の大きさと指紋に注目したの。』

ルベカ『サイズから、最初は人間の子どもの手形かと思ったんだけど・・・。』

ルベカ『指紋を拡大分析すると、右流プク巻環状紋が見られたの。』

ルベカ『これは、プクリポに多く見られる指紋の一種ね。』

推理を話すルベカ

ルベカ『それと、これは私の想像なんだけど・・・。』

ルベカ『おそらく、頻繁に覗きをする人物だと目にも特徴があると思うの。』

ルベカ『睡眠不足や目の使いすぎで、目のまわりにくまがあったりするかも?』

ぷくみ『くま~!』

ラッキー『くまがあって、なまりがあるプクリポ・・・。』

この真実いただきます!

ルベカこの真実 いただきます!!

ルベカ『以上から踏まえて、私がプロファイリングした人物の特徴を教えるわ!』

ルベカの調査レポート

①種族はプクリポ。

②身長は大きめ。

③大剣とパラディンチェインを愛用。

④話し方に特徴がある。(なまりや方言など)

⑤目のまわりにくまがある可能性あり。

⑥心配性で優しい、もしくは粘着系。

イスに座って話すルベカ

ルベカ『今までの資料から判明した犯人像はここまでね。』

ルベカ『あとは、新たな証拠があればまた調査を再開するわ。』

ぷくみ『どうもありがとう~!』

ラッキー『少ない資料から、これだけ推理するのはさすがだね。』

ルベカ『気をつけてね、ぷくみ・・・。』

ルベカ『何かあったらすぐに連絡するのよ!』

ルベカからの調査報告を受けたぷくみ達はレーンの村を後にしました。

馬車と連絡船を乗り継いで、帰宅することにします。

 帰宅後の話

町に戻ってきたぷくみとラッキー

ぷくみ『やっと着いた~!』

ラッキー『遅くなったね。』

家に到着するぷくみとラッキー

ぷくみ『あれ~?鍵が開いてる~!』

ラッキー『閉め忘れたんじゃないの?』

ぷくみ『そうかも~?』

テーブルに食べかけのケーキ

ぷくみ『あれれ~、おかしいな~?』

ラッキー『たしか食器棚に片付けなかった?』

片付けたはずのクイックケーキが、テーブルの上に置かれていました。

家を出る前に食器棚にしまった気がしたぷくみは、不思議だな~と思いました。

部屋に違和感を感じるぷくみ

ぷくみ『片付け忘れたのかな~?』

ラッキー『出るときバタバタしてたからね。』

ぷくみ『そうだ~!夕飯前に食べちゃおう~!』

出かける前のクイックケーキと違い、かじられたような歯型があります。

でも、そんな細かいことを気にしないのはぷくみの持ち味です。

ぷくみは探偵衣装を脱ぎ捨てて、いそいでパジャマに着替えました。

温かいアップルティーを淹れ、クイックケーキに手をつけようと思ったそのとき・・・。

チャイムが鳴る

ピンポ~ン・・・ピンポ~ン・・・♪(チャイムの音)

ラッキー『誰か来たね。』

ぷくみ『誰だろう~?こんな時間に~?』

夕飯前で慌ただしいのに~と思いつつ、ぷくみは部屋のドアを開けました。

外にむくっぴが立っている

むくっぴの初回登場記事を読みなおす

むくっぴ『おばんわぁ~』

むくっぴ『おら、むくっぴてもんだ~。』

むくっぴ『今日がらむこの家さぁひっごすできただ。』

ケーキをもらうぷくみ

むくっぴ『よがっだらこれさぁくっでけんろ~。』

むくっぴ『づまんねぇもんがもしんねえがひっごすの挨拶だ。』

引っ越しのご挨拶に、わざわざ手土産を持ってきてくれました。

隣人とのつながりが希薄になった世の中なのに、とても素敵だとぷくみは思いました。

御礼を言うぷくみ

ぷくみ『どうもありがとう~!』

むくっぴ『よろすくたのむだぁ。したっけなぁ~!』

ペコリとおじぎをして、むくっぴさんは去っていきました。

なまりはすごいけど、いい人が引っ越してきて、よかったなとぷくみは思いました。

部屋にケーキを持ち帰るぷくみ

ラッキー『誰だったの?』

ぷくみ『お向かいに引っ越してきたんだって~!』

ラッキー『声だけ聞こえてたけど、すごいなまりだったね。』

ぷくみは、さっそくもらった品を開けてみることにしました。

箱を開けるぷくみ

ぷくみ『わぁ~!クイックケーキの盛り合わせだ~!』

ラッキー『おいしそうだね。』

開けてみると、おいしそうなクイックケーキが、箱いっぱいに入っていました。

偶然なのか、ぷくみの大好物を入れてくれるなんて気が利くな~と感心しました。

ぷくみ『いい人が引っ越してきてうれしいね~!』

ラッキー『よかったね。』

幸せそうにケーキを食べるぷくみとラッキー

ぷくみ『おいし~!!』

ストーカー事件の犯人像もしぼりこめたし、優しそうな隣人が引っ越してくるし、

クイックケーキをほおばりながら、幸せいっぱいのぷくみでした。

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コメント

  1. PP より:

    ぷくみ不足です…
    新しい…新しいぷくみを早く…!!

    高画質ぷくみ楽しみにしてます(*≧∀≦*)

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      お待たせしてごめんね~(・・;)
      遅れたのには訳があるの~(;’∀’)
      すぐに更新するよ~!

  2. ぷくこ♪ より:

    ストーカーさん,ついにお向かいに引っ越ししてきたのねw(^^)
    またピンチの時に守ってくれたらいいね~(^^)
    リアルのストーカーは,怖すぎるけどw

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      クイックケーキくれたからいい人だよ~(*’ω’*)
      また何か持ってきてくれないかなぁ~(*´﹃`*)

  3. まめ より:

    おやつの時間は居留守(笑)
    調査が進んで良かったですね。
    って、引っ越してきたいい人、犯人像に似てないか、手土産に気を取られ警戒してないぷくみちゃんにツッコミ!
    これからのストーカー続編で違う展開になるのかな?
    楽しみにしてます♪

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      おやつの時間に電話する人は非常識だと思うの~(ง `ω´)ง
      犯人が見つかるまで調査は続けるよ~!(‘ω’)

  4. 匿名 より:

    ぷくみはアホかわいいなぁ

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      少しだけアホだけどたまに大活躍するんだよ~(;’∀’)
      今後にこうご期待~(๑•̀ㅁ•́๑)✧

  5. 匿名 より:

    いい人がご近所さんになると嬉しいですよね^^
    おうちに帰ることも楽しみになっちゃいます

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      ご近所さんがいい人だと安心感あるよね~(‘ω’)
      世間話してるだけでどんどん時間が過ぎちゃう(*´ω`*)

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