アルバイトの話1

ナブレット団長から電話

寝ながらマンガを読むぷくみ

ピロロロ・・・ピロロロ・・・♪(電話の呼び出し音)

ある日の昼下がり、ぷくみのお家に一本の電話が鳴り響きました。

大好きな『ゆうべはお楽しみでしたね』夢中でしたが、電話に出てみることにしました。

電話に出るぷくみ

ガチャッ・・・(電話にでる音)

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ガチャッ!ツー・・・ツー・・・(電話が切れる音)

電話はオルフェアの町長でもあるナブレット団長からです。

仕事があるらしく、ナブナブ大サーカス団のサーカステントまで来いとのことでした。

ウキウキするぷくみ

ぷくみ『どんなお仕事かな~?』

ラッキー『仕事きまりそうでよかったね。』

働き口がなくて、毎日ぐうたらしていたぷくみは、仕事と聞いて目を輝かせました。

働けば、ダイエットにもなるかもしれないので、願ったり叶ったりです。

サーカステントは、オルフェアの町の中央にあります。

お出かけ用の服に着替えたぷくみは、サーカステントに向かうことにしました。

サーカステントに向かうぷくみ

ドスッ・・・ドスッ・・・(足音)

ぷくみ『いいお仕事だとうれしいな~!』

ラッキー『1日で辞めないようにがんばってね。』

前回より、さらに体重増加に成功したぷくみの足取りは、まるで重戦車のようです。

砂ぼこりを舞い上げ、美しく舗装された広場を破壊しながら、テントへと向かいます。

 サーカステント

息切れするぷくみ

フー・・・フー・・・フー・・・(息切れ)

ぷくみ『や、やっとついた~!』

ラッキー『大丈夫?こんなんで働けるのかな。』

住宅村からサーカステントまでの距離が、ぷくみには無限の距離に感じられました。

まるで、アストルティアラリーを徒歩で完走したかのような疲労感です。

ぷくみは、まず扉の前で大きく息を吸い込んで、深呼吸をしました。

太っていても活動的に見えるように、しっかりと呼吸を整えてから中に入ることにします。

ナブレット団長と話すぷくみ

ぷくみ『こんにちは~!』

ナブレット『よう、ぷくみ!来てくれたか!』

中に入ると、なんだか団員たちの様子がおかしいです。

いつもの明るい楽屋の雰囲気とは違い、なんだか重苦しい感じです。

とりあえず、団長から話を聞いてみることにしました。

アルバイトの話をするナブレット団長

ナブレット『じつはな、ちょっと困ったことになってな。』

ぷくみ『どうしたの~?』

ナブレット『あ、その前に。ぷくみ、お前太ったなぁ!』

ぷくみ『いまダイエット中だよ~!』

ナブレット『そうか!まあそれはいいんだがな!』

ナブレット『じつはな、新しく演目で動物ショーを練習してたんだがな。』

ナブレット『厳しい訓練をしすぎたせいか、動物がすべて逃げてしまったんだ。』

ぷくみ『ええ~!みんないなくなったの~?』

ナブレット『そうなんだよ!根性ないよなあ。』

過酷な訓練に耐えきれず、動物ショーの動物たちが脱走してしまったみたいです。

まさか動物虐待をしてるのではないかと、ぷくみは疑いの目で団長を見つめました。

疑いの目で見るぷくみ

じとーー。(疑いの目)

ナブレット『それで、ひとつ頼まれ事をしてくれねえか?』

ぷくみ『な、なに~?』

動物好きのぷくみは、虐待容疑のかかった団長の頼みなので、一瞬たじろぎました。

でも、子供好きの団長が虐待なんてするはずもなく、さらに話を聞くことにしました。

アルバイトの依頼をするナブレット団長

ナブレット『動物ショーは前から告知してるから、今さら中止はできねえ!』

ナブレット『そこで、ショーに使えそうな動物たちを連れてきてくれねえか?』

脱走した動物たちのかわりになる動物を、探してきて欲しいと依頼されました。

お金がなく、月末の光熱費の支払いが近いぷくみは、仕事を引き受けることにしました。

アルバイトを引き受けるぷくみ

どんっ!!(胸をたたく音)

ぷくみ『よ~し!まかせて~!』

ナブレット『おお!引き受けてくれるか!?すまねえな!』

ぷくみ『泥船に乗ったつもりで待ってて~!』

ラッキー『それを言うなら大船だね。』

ナブレット『給料ははずむからな!』

ナブレット『公演の日は近いから急ぎで頼むぜ!』

ぷくみ『おっけ~!』

ナブレット団長からのアルバイトを引き受けたぷくみは、楽屋を後にしました。

まずは、動物のキャストを探すためにどこに向かうか、作戦を立てることにします。

考えるぷくみ1

ぷくみ『さ~て、どうしようか~?』

ラッキー『考えなしで引き受けたの?』

ぷくみ『せっかくのお仕事だし~!』

ラッキー『動物がいそうなところ探すしかないよね。』

ぷくみ『動物がたくさんいるところ~?』

熟考を試みたぷくみですが、動物を探すあてが思いつきません。

いきおいで引き受けてしまったぷくみは、だんだんと後悔の念に駆られてきました。

考えるぷくみ2

ぷくみ『う~ん・・・どうしよう~?』

ラッキー『とりあえず人がたくさんいそうな場所に行ってみたら?』

ぷくみ『たとえば~?』

ラッキー『グランゼドーラとかいいんじゃない?』

ぷくみ『おお~!それだ~!さすがラッキー!』

ラッキーのナイスアイデアに感心したぷくみは、さっそく作戦を開始しました。

町の東から馬車に乗って、グランゼドーラ城下町へ向かうことにします。

 オルフェアの町の東門

東門から外に出ると、馬車の前に、ティルツキンのおじさんがいました。

初期ストーリーのプクレットの村で、お世話になったあの人です。

ティルツキン

DQ10大辞典を作ろうぜ!!第二版 Wiki*へ

ティルツキンと話すぷくみ

ぷくみ『おじさん、こんにちは~!』

ティルツキン『やあ、ぷくみちゃん、こんにちは。』

ぷくみ『じつはね~、ちょっと乗せていってほしいの~!』

ティルツキン『あたしでよければ。』

ぷくみ『グランゼドーラ城下町まで連れていって~!』

ティルツキン『そ、そんなに遠くまで!?』

ぷくみ『無理~?』

いつもなら、どこへでも連れていってくれる馬車のはずですが、なぜか困った顔です。

ぷくみの体型を見て、運賃を値上げするんじゃないかと、不安になりました。

ティルツキン

ティルツキン『じつはですね・・・』

ティルツキン『最近、あたしの馬の調子が悪くてですね・・・』

ぷくみ『お馬さん、病気なの~?』

ティルツキン『あたしの馬もだいぶ老馬だから、足腰にガタがきてましてね。』

ぷくみ『そうなの~?じゃあ、あんまり遠いとお馬さん疲れちゃうね~。』

ティルツキン『そうですね、遠方だと不安だけど・・・』

ティルツキン『・・・まあ、大丈夫ですよ。では参りましょうか。』

ぷくみ『ほんと~?どうもありがとう~!』

馬車をひいてくれるお馬さんが、だいぶお年寄りらしいです。

遠方と聞いたティルツキンさんは、一瞬困惑しましたが、乗せてくれることになりました。

ぷくみは太ってしまったので、お馬さんの負担にならないかなと、少し心配になりました。

馬車はゆっくりとグランゼドーラ城下町に向かって歩き出しました。

アルバイトの話2を読む

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コメント

  1. まめ より:

    更新お疲れ様です!
    …ぷくみちゃん、大きくなりましたね!
    色々ツッコミをしたい所ですが(笑)
    お仕事、ダイエット頑張って!

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      食欲の秋だから立派になったよ~(‘∀’)
      クイックケーキは1日に3個までにしてダイエットがんばるぞ~!

  2. 匿名 より:

    オルフェアからグランゼドーラだと海を渡らないと行けないんじゃないか…

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      ホントだ~!どうやって行くんだろうね~!?
      きっとお馬さんが空飛んでいくんだよ~(๑•̀ㅁ•́๑)

  3. ラリオス より:

    にじゅうあごが、やっぱりかわいいー

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      ほんと~?
      新しい職業で力士が来たら大活躍できるかも~( ✧Д✧)

  4. まよねーず より:

    ぷくみ最高!
    今回も可愛かった

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      ほんと~?
      ダイエットしようか悩んじゃう~(;’∀’)

  5. サマナ より:

    グランゼまで動物を探しに行くより
    もうぷくみが芸をおぼえた方が
    はやくなくなくない~?

    • ぷくみ より:

      コメントありがとう~!
      おお~!ナイスアイデア~Σ(‘∀’)
      でもぷくみ、頭悪いから動物のほうが先に芸覚えちゃうかも~

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