カフェもか再登場
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ぷくみ『あ~!あの子は~!』
ラッキー『またあの子たちだ。』
どこかで見たことがあるプクリポとモーモンがお店から出てきました。
あの時の苦い思い出がよみがえったぷくみは怒りが込み上げてきました。
カフェもか『なーに、あの店。店員メイク下手すぎ。』
アナスタシア『下手すぎて見てられませんでしたわ。』
カフェもか『もっとまともなメイクをしてほしいですわ。』
カフェもか『やっぱりわたくしは素のままが…い・ち・ば・ん♥』
ふたりは愚痴を言いながらお店を出てきました。
見た感じどうやらメイクが気に入らずお店を出てきたようです。
ぷくみ『あの子は~!あの時のプクリポだ~!』
ラッキー『あのモーモンもいるね。』
カフェもかを見たぷくみはあの時の怒りがこみ上げてきました。
次に出会ったらぎゃふんと言わせると心に決めていたぷくみは仕返しすることにしました。
人間のままでは仕返しもすっきりしないので、急いでプクリポになって先回りします。
復讐に燃えるぷくみ
ぷくみ『あの時の~くやしさは~忘れないんだから~!』
ラッキー『やめた方がいいよ。関わったらまたひどい目にあう。』
ぐりぐりとされたほっぺの痛みを思い出したぷくみは、怒りに我を忘れています。
とめるラッキーを尻目にひたすらぷくみは走ります。
カフェもか達が通りそうな道を見つけました。
ぷくみの勘がカフェもか達は必ずここを通ると告げています。
カフェもか達が来る前にバナナトラップを仕掛けようと思います。
転んでひっくり返るカフェもかを見てあざ笑い、溜飲を下げる魂胆です。
ぷくみ『よ~し!ここにバナナトラップするよ~!』
ラッキー『またひどい目にあっても知らないよ。』
普段はバナナは皮まで食べるぷくみですが、涙をのんでとっておきの皮を仕掛けます。
ひっくり返るカフェもかを想像すると笑いがこみ上げてきます。
そうこうしてる間にカフェもか達が遠くに見えてきました。
予想は的中です。
ぷくみは建物の陰に隠れながら様子をうかがいます。
ぷくみ『きたきた~!踏め~!踏んじゃえ~!』
復讐心に燃えるぷくみの眼が光ります。
と、その時・・・!
タイミングわるくプクリポのおばあちゃんが通りかかりました。
このままではプクリポのおばあちゃんがバナナでひっくり返ってしまいます。
ぷくみ『あぶない~!おばあちゃん!』
ぷくみはおばあちゃんが怪我してはいけないとバナナに向かって飛び出しました。
なんということでしょう!
おばあちゃんをかばったぷくみは、事もあろうに自分で仕掛けたバナナでひっくり返ってしまいました。
おばあちゃんはもともとバナナのコースを通る予定はなかったらしく南に素通りしていきました。
ぷくみの思いやりはまったく無駄でしたが、おばあちゃんに怪我がなかったのは何よりです。
カフェもか『あなた、あの時の田舎者ですわね。』
アナスタシア『バナナで転んだみたいですわ。』
カフェもか『あなたバカなの?転びガードもつけてないの?』
ぷくみ『うぐぐ・・!』
侮辱されてぷくみの身体は小刻みに震えました。
バナナで恥をかかせてやろうと思ったぷくみですが逆に失態をさらしてしまいました。
カフェもか『ここはあなたのような貧乏人が来る街ではないですわ。』
アナスタシア『とっとと田舎に帰ることですわね。』
捨てゼリフを吐いてカフェもか達は去っていきました。
ラッキー『やっぱり関わるとろくなことなかったね。』
ぷくみ『くやしい~!!』
ぎゃふんと言わせるつもりでしたが結局返り討ちにあいました。
ぷくみ『せっかくだし帰る前にもう1回メイクしてもらう。』
ラッキー『気分転換になるといいね。』
さっきの張り込みでプクリポのメイクが見られなかったこともあるので、今の姿でメイクしてもらってから帰ることにしました。
メイクアップサロンで気持ちが明るくなるメイクを施してもらいます。
再びメイクアップサロン
メイクル『いらっしゃ~い。初めての方かな?』
ぷくみ『さっき人間の姿でメイクしてもらったぷくみだよ~』
メイクル『お、さっきの!今回はプクリポでメイクするんだね?』
ぷくみ『気分が落ち込んじゃったから明るい気分になれるやつがいいの~』
メイクル『OK!』
メイクル『なぜかプクリポのお客さん、メイク嫌がるんだよな~!』
メイクル『ぷくみさんがプクリポ初のお客さんだからタダでしてあげるよー』
ぷくみ『ほんと~!?』
ラッキー『よかったね。』
プクリポはメイクを嫌がる人が多いらしく、なんと無料でメイクしてくれるそうです。
落ち込んでた気持ちが早くも払拭されそうです。
メイクル『よ~し、じゃあさっそくはじめよっか。』
メイクル『ここをアイプチして・・口紅ぬって・・』
メイクル『瞳を閉じて、君を描くよ~♪』
メイクル『ビューティー!』
メイクル『ヌーディー!』
メイクル『ノーズシャドウ!』
メイクル『メイクアーップ!』
メイクル『・・よし!できた。見るだけで嫌な気持ちが吹っ切れる面白さ!』
メイクル『さあ~、瞳をひらいてごらん。』
ぷくみ『わくわくわく・・』
ぷくみ『いやあああぁぁ~!!!』
ぷくみ『いやっ!!!』
ぷくみ『・・・ゆ、ゆめー!?』
なんだかいつもより長い間、夢を見ていた気がします。
ほっぺになぜかほんのりついたチークに気づいていません。
プクリポではイマイチだったけど、メイクアップサロンはあったらいいなと思いました。
夢でとても残念なぷくみでした。
コメント
gm
ランキングでみてコロのメイクアップの記事かと思ったわ
コメントありがとう~!
はわわ・・(;’∀’)
まぎらわしくてごめんなさい~
コロはこわいからあまり行かないのです(・。・;
メイク機能を考えたお話良いですね
オチも童話の絵本みたい!
私は似たような話で、プクリポは
口角上げな笑顔が通常の表情なので
他の表情を通常の表情に選べるように
ならないかなぁと考えた事があります。
イケメンプク♂としてはクッと口元を
引き締めて居たいんですよねぇ・・・。
コメントありがとう~!
メイクとかできたらもっとドレアとかも楽しめますよね!
クールな感じのイケメンぷくもいいですね~(≧▽≦)ノ
メイクのしがいがありそうです・・(✦ω✦)カッ!!