お昼ごはん
ぷくみはお腹がすいたので、今日はお友達のポシェルちゃんのお店に行くことにしました。
『やほー!ポシェルちゃん!』
せっかく会いに来たのに心なしか営業スマイルです。
お店の中はお昼ということもあって、いいにおいが立ちこめています。
おいしそうな食材が並んでいてよだれが滝のように出ましたよ。
(しぐさ 指をくわえる)※フィクションです
危うくつまみ食いする寸前です。
ひときわいいにおいがするので近づいてみると、調理場でみんなが調理していました。
できあがった料理は店頭で注文することができるようです。
みんなのフライパンさばきがすごくて、ぷくみは思わず見とれてしまいました。
お腹の虫がうるさいのでおいしそうな炒め物を作っているお姉さんに注文することにします。
『お腹いっぱい!』
炒め物5人前、メガもり丼、食後の白牡丹(パイムータン)をかるく平らげたぷくみはウトウトと眠くなってきました。
お昼寝タイム
お家に帰って、お昼寝をすることにします。
マイコーデにしている愛用のパジャマに着替えました。
お腹いっぱいのぷくみは1秒で眠りにつくことができるのです。
『ぐー・・・ぐー・・・すぴー・・・』
悪夢のはじまり
『・・・・・・。』
???『・・・起きて・・・。』
???『・・・起きて・・・、ぷくみ・・・。』
ぷくみ『・・・うーん。』
ぷくみ『・・・まだ眠いよ~。』
ぷくみ『・・・ここはどこ~?』
どこかで見たことがあるお部屋です。
勇者姫アンルシア
ぷくみ『!!!』
アンルシア『どうしたの?ぷくみ。そんなに驚いたりして。』
なんということでしょう。
すらっとしたアンルシアがちっちゃくて、まるっとした体系になっています。
よく見るとぷくみと同じような耳があるので、まるでプクリポのようです。
アンルシア『昨日は遅くまでつき合わせてごめんね。ぷくみ』
ぷくみ『う、うん・・・』
よくわからないので、てきとうに相槌を打ちました。
アンルシア『ルシェンダ様が、ぷくみが起きたら部屋に来るようにと言ってたわ。』
アンルシア『城を出る前に顔を出してね。』
何がなんだかわからないので、逆らわずにルシェンダ様のところに向かうことにしました。
ぷくみ『ええーーーっ!!!』
耳を見るかぎり、やはりプクリポのようです。
目を見張るような見事な巨乳は見る影もなく、プクリポにしては大きな体躯、
そして艶やかだった衣装からは、今にもはち切れそうな勢いを感じます。
こわくなったぷくみは、ここから逃げ出したい気持ちになりました。
ルシェンダ『城を去る前にアリオス王にひとこと挨拶していくがよい。ぷくみよ。』
すぐにでもここから逃げ出したいぷくみですが歯を食いしばって王様のところに向かいます。
ぷくみ『ええええええーーーっ!!!!!!』
やはりみんながプクリポになっているようです。。
アリオス王に関しては、豪華な服飾や威厳から誰だかわかりますが、隣にいるプクリポ?には
もはやツッコミどころが多すぎて何も言えません。
コルシュ大臣の 頭 耳の感じでは、同じプクリポかどうかすら怪しいです。
コルシュ大臣『おや?そんなにジっと見つめて。どうされましたかな?』
コルシュ大臣『いくら私がイケメンだからって。ハハハ。』
ぷくみはおもわず声をつまらせました。
恐怖を覚えたぷくみは、足早にグランゼドーラ城を後にしました。
フォステイル
ぷくみ『そうだ~!』
ぷくみはハッとしました。
種族がプクリポ以外の人は、みんなプクリポに変わっているようです。
ではプクリポだった人は、いったいどうなっているのでしょう?
思いたったぷくみは、さっそくお友達のフォステイルのところに行ってみることにしました。
放浪しているフォステイルは、本日はどうやら猫島に出没しているみたいです。
さっそく猫島に向かうことにしましたよ。
ぷくみ『ひえええええ・・・・っ!』
あまりの衝撃におかしな声が出てしまいました。
フォステイル『おや?ぷくみじゃないか。こんなところまで僕に会いにきてくれたのかい?』
ぷくみ『かっこいい・・・』
なんということでしょう!
プクリポだったフォステイルは人間になっているようです。
まるで人間とプクリポの種族が逆になっているようです。
ぷくみ『あ・・・!』
では自分の姿はどうなっているのでしょうか?
そういえば今まで会ったみなさんの視線の高さが気になります。
こわくなったぷくみは全速力でお家に帰ることにしました。
住宅村、自宅
帰宅したぷくみは、さっそくお部屋の鏡で自分の姿を確認することにしました。
ぷくみ『ドキドキ・・・ドキドキドキ・・・・』
※見覚えのあるシルエットに注意
ぷくみ『あああああああああぁぁぁあああぁーーー・・・・・』
ぷくみ『・・・!!!!!』
ぷくみ『ゆ、ゆめ・・・・・!?』
夢でほんとによかったと思ったぷくみでした。