レグナード攻略【後編２】最終章

続、常闇の聖戦 最終章

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レグナード攻略【後編１】を読み直す

 

 

古畑〇三郎のテーマ曲を脳内再生して下さい。

 

３人のれんけい攻撃が決まった刹那、ウイングダイブが襲いかかった！

お姉さんの教えを信じて、空を見上げ、ダイブに備えるぷくみ。

 

その結果、正面からのウイングダイブをまともにくらってしまう･･･！

 

どうなるレグナード攻略【後編２】！

常闇の聖戦の激しい戦い、最終章がついに幕を開ける･･･！

 

　疑いはじめるぷくみ

 

プーちゃん『ザオラルする。ラッキー、壁お願い。』

ラッキー『あい。』

 

 

ウイングダイブをきれいに避けたプーちゃんが、冷静に３人を蘇生していきます。

どうやらプーちゃんは、お姉さんの教えをまったく信じてなかったようです。

 

 

ジャドール『ぷはー！すまん！みんな！』

ぷくみ『お空見上げたのに～！話と違う～！』

ペリポン『し、死ぬかと思いましたよ！』

 

お姉さんから教わった攻撃と全然違います。

必要耐性と聞いていた転びと幻惑も、今のところまったく必要ありません。

 

 

 

ぷくみはあまりに聞いてた話と違うので、騙されたのかもと思いはじめました。

疑いのまなざしでお姉さんを見ています。

 

このままでは凶終隙末です。

※きょうしゅうげきまつ　仲良しの関係が最後には争い合う関係になること

 

 

ここは、一度冷静になって作戦を立て直す必要があります。

 

 

ぷくみ『みんな～！作戦立て直そうよ～！』

プーちゃん『そうね、冷静に話し合った方がいいかも。』

ペリポン『私もその意見に賛成です！』

 

ぷくみ『お姉さん、少しの間、お願いね～！』

ジャドール『お、おい・・！』

 

　作戦タイム

 

お姉さんのレグ対策は、もう信頼できないため、とうとう作戦会議がはじまりました。

念入りに作戦を立て直してレグナードを追い詰めていきます。

 

 

ぷくみ『ぷくみ、いいもの持ってきたの～！』

ぷくみ『休憩してまずは落ちつこう～！』

 

どんなに追い詰められても動じず、物怖じしないのがぷくみのいいところです。

 

 

 

プーちゃん『お茶をどうぞー！』

ぷくみ『どうもありがとう～！』

 

お茶を飲むことによって副交感神経がリラックスしてストレスが緩和されたりします。

 

 

 

ぷくみ『このお茶おいし～！』

プーちゃん『玉露入りですよー！』

 

玉露にはビタミンＣやＥ、アミノ酸などが豊富に含まれています。

ビタミンCやＥは美肌効果を作るのに欠かせない成分で、疲労回復にも効果があります。

カフェインの含有量が、１００ｇで１２０ｍｇもありますので注意しましょう。

 

 

 

ジャドール『お、おい！早くしろ！』

ジャドール『き、聞いてるのか！？おい！』

 

必死でお姉さんが何かを言っていますが、お茶会に夢中の４人は聞こえていません。

 

 

 

ぷくみ『クイックケーキ食べる～？』

ペリポン『これはおいしそうですねー！』

 

遠くの方が何やら騒がしいですが、細かいことは気にしないのもぷくみの持ち味です。

 

 

 

プーちゃん『へー、ぷくみちゃんツイッターしてるんだ！？』

ぷくみ『そうなの～！たまにつぶやいてるよ～！』

ぷくみ『もっとフォロワー増やしたいな～！』

ペリポン『フォロワーってなんですか！？』

 

 

おいしいお茶と極上のデザートで会話もはずんでいます。

プーちゃんとペリポンにツイッターのアカウントの作り方を得意満面で説明しました。

 

 

 

ぷくみ『う～、お腹いっぱい～！』

プーちゃん『ぽかぽかして気持ちいいねー』

ラッキー『食べてすぐに寝ると牛になるよ。』

 

遠くで時折、叫び声と轟音が聞こえますが、満腹のぷくみにはただの子守歌です。

だんだんと眠くなってきました。

 

 

ラッキー『で、作戦はどうするの？』

ぷくみ『あ～！忘れてた～！』

 

ぷくみとしたことが、お茶会をしてるうちに肝心なことを忘れてしまいました。

思い出したぷくみは、慌ててお姉さんの方を見てみます。

 

 

ぷくみ『あ～！また死んでる～！』

 

 

 

なんということでしょう！

お姉さんがまたもや死んでいます。

 

これで４度目の戦死です。ぷくみはもう面倒みきれません。

 

 

びっくりしたプーちゃんが慌てて蘇生します。

 

 

プーちゃん『蘇生するね！壁お願い！』

 

プーちゃんが手慣れた動きで、素早くお姉さんにザオラルをかけます。

 

 

 

ジャドール『ぷはーーー！』

 

ジャドール『おい！てめーら！いい加減にしろよ！』

ジャドール『真面目にやれ！おいこら！』

ジャドール『作戦はどうなったんだ！？』

 

なぜだかわからないけど、お姉さんは顔を真っ赤にして烈火のごとく怒り狂っています。

 

カルシウムにはイライラ解消を減らす効果があると言われていますが、
もう少しカルシウムをとった方がいいとぷくみは思いました。

 

 

お姉さんの言葉で本来の目的を思い出したぷくみ達は、再度作戦を立て直します。

その間、再びお姉さんはレグナードと押し相撲をします。

 

 

 

ぷくみ『あ～、いい作戦思いついた～！』

ラッキー『どんな？』

 

突然、ぷくみの脳に電流的なものが走りました。

 

レグナードを滅ぼす、すばらしい作戦を思いついたのです！

 

ぷくみ『あのね～･･･』

 

ぷくみは思いついた作戦を、それぞれに自信満々で説明していきます。

 

 

ぷくみ『まずはラッキーがレグに目隠しして～！』

ぷくみ『ペリポンはレグのむこうずねを殴って～！』

ぷくみ『むこうずねは殴られると誰でも痛いと思うの～！』

ぷくみ『レグが痛がってる間に隙をついてメラガイアーする！』

ぷくみ『ラッキーはメラガイアーが来たらすぐに離れて～！』

 

 

ラッキー目隠し→ペリポンむこうずね殴る→ぷくみメラガイアー

 

 

レグナードの頭の立派なツノはきっと弱点に違いないと思います。

それぞれがれんけい攻撃してそこにメラガイアーを撃ちこむ作戦です。

 

作戦名は【窮鼠レグを噛む】にします。

ぷくみは自分の企画力にほれぼれしてしまいました。

 

　窮鼠レグを噛む作戦、開始

 

 

ジャドール『決まったか！？』

ぷくみ『まかせて～！』

 

 

まずは作戦どおりにラッキーがレグナードの目隠しをします。

レグナードの顔に張り付いて視界をさえぎります。

 

 

ラッキー『オッケー。』

 

ぷくみ『ラッキー、いい感じ～！』

 

ぷくみ『つぎはペリポンお願い～！』

ペリポン『了解です！』

 

 

ペリポン『これが無職の真のチカラです！』

 

 

 

ペリポンのせいけん突きがレグナードのむこうずねにヒットしました。

 

むこうずねは人体の急所のひとつです。

弁慶の泣きどころとも言われ、殴られるととにかく痛いです。

 

ラッキーの目隠しで確認できませんが、
レグナードも痛みで顔が引きつっていると思います。

 

 

 

ぷくみ『効いてる、効いてる～！』

プーちゃん『油断しないでー！』

 

すかさず、ぷくみ最大奥義、メラガイアーの詠唱にはいります。

 

 

ぷくみ『よ～し！決めるよ～！』

ぷくみ『ラッキー！メラガイアーいくよ～！』

ラッキー『あい。』

 

ラッキーが目隠ししている間に頭のツノに向かってメラガイアーを放ちます。

目隠ししているラッキーは、タイミングを合わせて頭から離れる手はずです。

 

 

ぷくみ『花の神ピナヘトよ～、えっと･･･契約に従い、災いなす者を灰塵と化せ～！』

ぷくみ『え～っと･･･灼熱の炎に裁かれよ～！メラガイア～！』

 

うろ覚えですが、必殺の極大煉獄魔法の詠唱が完了しました。

ぷくみの必殺の炎がレグナードのツノに向かって放たれました。

 

 

ぷくみ『いっけ～！』

 

 

ラッキーがメラガイアーを察知してレグナードから離れていきます。

 

 

 

どーーーん！！！

 

ぷくみ『やった～！命中～！』

 

 

ぷくみのメラガイアーがレグナードのツノに命中しました。

レグナードのツノが灼熱の炎の渦に包まれていきます。

 

 

弱点に命中して大ダメージのレグナードは、必死で後方に逃げていきます。

 

 

 

ぷくみ『やったー！』

 

窮鼠レグを噛む作戦成功です。

ぷくみのレグナード攻略はもう目の前です！

 

　裁きの雷槌

 

後方に逃げていったレグナードを見て、ぷくみは勝利を確信しました。

とうとうレグナードを倒した～！と思ったその時です！

 

 

何やらレグナードが不穏な動きをしはじめました。

 

 

 

逃げていったはずのレグナードが突然振り向き、頭上のツノが光りはじめました。

 

その時･･･

 

 

裁きの雷槌！

 

 

どうやらレグナードは逃げたのではなく、後方に下がっただけのようです。

轟く咆哮とともにあたりが眩い光と黒い電撃に包まれました。

 

 

 

ぷくみ『ぎゃああああああーーー！』

 

 

参考文献･･･ドラゴンボール　ヤムチャVS栽培マン

 

 

 

 

ぷくみ『･･･････。』

ぷくみ『う～ん･･･。』

 

 

 

 

目が覚めるとそこは青く澄んだ空と満面のお花畑でした。

 

ぷくみ『ここはどこ～？』

 

どこかで川のせせらぎのような音と鳥の鳴き声が聞こえてきます。

時折吹いてくる優しい風が、とても心地よいです。

 

ぷくみ『あれ～？ぷくみのお洋服どこ～？』

 

なぜこんなところにいるのかまったく思い出せません。

なんだか気持ちよくなってきて、どうでもよくなってきました。

 

 

しばらく歩いていると見たこともないような美しい川が見えてきました。

 

 

ぷくみ『わ～、きれいな川～！』

 

泳ぐのが下手なぷくみだけど、なぜだか急に泳ぎたくなってきました。

 

 

ぷくみ『向こうまで泳げるかなぁ～？』

 

おそるおそるぷくみは、透きとおるようなきれいな水面に足をつけてみました。

 

ぷくみ『つめた～い･･･』

 

 

その時、どこからともなく声が聞こえてきました。

 

 

？？？『そっちに行っちゃだめだ！！』

 

どこかで聞き覚えのある優しい声がぷくみを止めてくれました。

 

 

ぷくみ『あれ～？おにいちゃ･･･』

 

 

 

 

ぷくみ『う～ん････』

 

気がつくとそこはマティルの村の廃屋でした。

みんな疲労困憊で虫の息です。とくにペリポンが重症のようです。

 

 

プーちゃん『大丈夫！？ぷくみちゃん！』

 

 

ぷくみ『うわ～、プーちゃん、すごい髪型～！』

 

電撃を受けたせいかプーちゃんの髪型が、まるであの有名なサ○エさんのようです。

 

 

プーちゃん『ぷ、ぷくみちゃんもすごいよ･･･』

プーちゃん『螺髪みたいになってるよ･･･なんだか神々しいな･･･』

※らほつ　仏の三十二相の一。仏様の縮れて右巻きの螺旋状をしている頭髪のこと。

 

 

ぷくみ『え、ええ～！』

 

 

ぷくみ『なにこれーーー！』

 

電撃を受けたぷくみの髪の毛も縮れてすごいことになっていました。

元のかわいい髪型のぷくみに戻れるのか、とても不安です。

 

 

 

プリネラ『残念でしたね。』

プリネラ『次は闇の力がもっとも弱まる１の時に挑戦して下さい。』

 

本日の強さは一番弱いと聞いてたのに実際の強さは４で最強レグナードの日でした。

攻略の達人のお姉さんの言ったことは、全部でたらめだったのです。

 

 

その後ジャドールさんは、風の噂によると自伝書はまったく売れず、
大量の不良在庫になったようです。

 

借金を抱えたジャドールお姉さんは国に破産申請したみたいです。

 

 

 

レグナード攻略はできなかったけど、いかに対策が大事かを知りました。

悪夢のような長い１日を過ごしたぷくみでした。