アルバイトの話5

お金にかえられないもの

前回の話を読み直す場合は下記リンクへ

アルバイトの話4を読み直す

前回、年老いたニワトリを仲間に加えたぷくみは、意気揚々と村を後にしました。

動物探しのあてもなかった旅の一行は、一旦オルフェアの町に戻ることにしたのです。

太ったぷくみを乗せ、積載物重量をはるかにオーバーした馬車はその帰り道・・・。

馬車に乗って旅をするぷくみ

ヒヒン・・・パッカ・・・パッカ・・・(馬車を引く馬の鳴き声)

ぷくみ『もう少しでオルフェアの町だね~。』

ラッキー『だね。でもさっきから馬の様子がおかしいよ。』

ぷくみ『そう~?お馬さん疲れたのかな~?』

ぷくみ『町までもう少しだよ~、がんばって~!』

と、その時・・・!

足をケガして暴れる馬

ヒヒヒーーンッ!!!(馬のいななき)

ぷくみ『きゃ~!』

『わんわん!』

ニワトリ『コケコッコー!』

大きく揺れる馬車

ガタガタガタッ!!(馬車が大きく揺れる音)

ティルツキン『ど、どうどう!』

突然お馬さんがいなないて、馬車が大きく揺れました。

運動神経がにぶいぷくみは、馬車から放り出されて地面に落ちてしまいました。

地面に大穴をあけるぷくみ

ドーーンッ!!(ぷくみが落下した音)

ぷくみ『いたた・・・。』

ラッキー『大丈夫?』

ぷくみ『うん~、なんとか~。』

万有引力の法則によって星に大穴を開けてしまいましたが、なんとか無事です。

心配になったぷくみ達は、お馬さんのところに駆けつけました。

馬のケガを心配するぷくみ

ヒヒン・・・・・(痛そうに足をかばう馬)

ぷくみ『お馬さん大丈夫~?』

ラッキー『そうとう痛そうだね。』

ティルツキン『とうとう足をやっちまいましたね。』

ティルツキン『あちゃ~、これはもう駄目かなぁ・・・。』

どうやら年老いて足腰を悪くしていたお馬さんが、長旅で足を痛めてしまったようです。

ダイエットを怠っていた自分のせいだと、ぷくみは一生懸命に謝りました。

馬に謝るぷくみ

ぷくみ『重かったよね、ぷくみのせいでごめんね~!』

ティルツキン『いいんですよ、前々から足腰弱ってましたからね。』

ぷくみ『ダイエットしておけばよかった~。』

ティルツキン『う~ん・・・でもお送りできるのはここまでですねぇ。』

ぷくみ『ここからは歩くから大丈夫だよ~。』

ぷくみ『お馬さんは病院に連れていってあげてね~!』

ぷくみと話すティルツキン

ティルツキン『もう老馬だから病院には連れていきませんよ。』

ティルツキン『このまま処分することにします。』

ぷくみ『処分~?』

さっきまで人のよさそうだったティルツキンの表情が、途端に闇に覆われていきます。

悪そうなティルツキン

ティルツキン『あたしは商売人ですからねぇ。』

ティルツキン『今後の費用を考えると・・・処分して新しい馬を買う方がいいですねぇ。』

ぷくみ『処分したらお馬さんはどうなるの~?』

ティルツキン『馬は食用にもなりますから、馬刺しにして売ることにします。』

ぷくみ『馬刺しって何~?』

ラッキー『馬のお刺身のことだよ。』

ぷくみ『ええ~!!!』

ティルツキンから、わかには信じられない言葉が飛び出しました。

歩けなくなった馬は食用として売ってしまうそうです。

いくら計算高い商人だからって、長年連れ添った馬を食べものにするなんて許せません。

怒ったぷくみとラッキーは、断固抗議することにしました。

ティルツキンに怒るぷくみとラッキー

ぷくみ『ちょっと待って~!』

ぷくみ『お馬さんはお友達じゃないの~!?』

ぷくみ『食べものじゃないよ~!考え直して~!』

ティルツキン『でも、費用のことを考えるとどうしてもねぇ・・・。』

ティルツキン『まあ落ちついて下さい、ぷくみさん。』

ティルツキン『では、こういう案はいかがです?』

抗議したぷくみですが、向こうも商売とのことで引き下がってくれません。

何やら提案があるようなので、とりあえず話を聞いてみることにしました。

提案するティルツキン

ティルツキン『ぷくみさんがこの馬を買い取ってはどうでしょう?』

ティルツキン『あたしはこの馬をお金にしたい。』

ティルツキン『ぷくみさんは馬を助けたい。』

ティルツキン『これだとお互いに利害が一致していいと思いますが。』

ぷくみ『売ってくれるの~?』

ティルツキン『ちなみに予算はいくらくらいありますか?』

ぷくみ『ちょっと待ってね~。』

ティルツキンの提案は、馬を助けたいなら買い取ったらどうかということでした。

持ち合わせが心配だったぷくみは、全財産を出してみて確認してみました。

お金を数えるぷくみ

チャリーンッ(小銭の音)

ぷくみ『えっと~、ひい・・・ふう・・・みぃ・・・。』

ラッキー『少ないね。』

ぷくみ『足りそう~?』

ラッキー『無理だと思う。』

全財産を出してみると、ウルベア銀貨が2枚銅貨が3枚ありました。

残りの財産は、ふくびき券が2枚とちいさなメダルが3枚に飴玉が2個です。

念のため、いくらで売ってくれるか聞いてみることにします。

困ったぷくみ

ぷくみ『お馬さんいくらで売ってくれるの~?』

ティルツキン『そうですねぇ・・・。』

ティルツキン『足腰や年齢のこと計算して・・・50,000Gでいかがでしょう?』

ぷくみ『50,000G~!?ぜったい無理~!』

ぷくみ『500Gにまけてくれない~?』

ティルツキン『それじゃ商売になりませんねぇ・・・。』

ティルツキン『他に価値がありそうな物は持ってないですか?』

ぷくみ『何かあったかな~?』

価格交渉に失敗したぷくみは、どうぐぶくろの中の物を確認してみることにしました。

どうぐぶくろを確認するぷくみ

キラーンッ(どうぐぶくろで何かが光る音)

ぷくみ『えっと~。』

ティルツキン『おや?それはもしかしてルーラストーンですか?』

ぷくみ『そうだよ~。』

ティルツキン『ほうほう・・・。』

ティルツキン『よかったらお金のかわりにそれで手を打ちましょうか?』

ぷくみ『これ欲しいの~?』

ティルツキン『欲しいわけではありませんが・・・。』

ティルツキン『お金がないようですし・・・今回だけ仕方なくですよ。』

ぷくみ『いいの~!?』

お金がないぷくみを憐れんでなのか、ティルツキンが譲歩してくれました。

50,000Gのかわりにルーラストーンでお馬さんを売ってくれるとのことです。

相談するぷくみとラッキー

ヒソヒソ・・・(二人の密談の声)

ラッキー『ちょっとぷくみ。よく考えた方がいいよ。』

ぷくみ『え~?何を~?』

ラッキー『ルーラストーンあげちゃうとこれからの冒険が大変だよ。』

ぷくみ『でも、お馬さんを見捨てられないよ~!』

ラッキー『ぷくみがよく考えて決めたことならいいんだけど。』

ぷくみ『もう決めたの~!』

ぷくみ『お金にはかえられないことだよ~!』

心配になったラッキーが忠告してくれましたが、ぷくみの決意は変わりません。

生き物の命はプライスレスです。

ぷくみはルーラストーンを渡して、お馬さんを売ってもらうことにしました。

ティルツキンにルーラストーンを渡すぷくみ

ぷくみ『これでお馬さん買うよ~!』

ティルツキン『わかりました。ではこれで商談成立ですね。』

ティルツキン『馬具類は外すので後は好きにして下さい。』

ぷくみ『どうもありがとう~!』

外した馬具や馬車は、後ほど商人仲間が引取りにくるみたいです。

お馬さんを買い取ったぷくみは、ここでティルツキンとお別れしました。

馬を買い取ったぷくみ

ヒヒヒヒーンッ!(うれしそうな馬の鳴き声)

ぷくみ『足は大丈夫~?』

ラッキー『聞いてみようか?』

ぷくみ『おねがい~!』

ラッキーは、どんな動物ともお話できる不思議な能力で、馬と話しはじめました。

馬と話すラッキー

ヒヒン!(ラッキーと話す馬の声)

ラッキー『助けてくれてありがとうだって。』

ラッキー『馬車を引かないなら歩くことはできるみたい。』

ぷくみ『よかった~!』

ラッキー『サーカスのお手伝いをしてくれるみたいだよ。』

ラッキー『行くあてもないから連れて行って欲しいんだって。』

ぷくみ『いいの~!?』

『ヒヒーンッ!』

ぷくみ『ありがとう~!よろしくね~!』

年老いた馬が仲間に加わった!

ヒヒヒーンッ!(馬の鳴き声)

年老いた馬が仲間に加わりました。

歩いて帰ることに決めたぷくみ

ぷくみ『よ~し、みんな~!』

ぷくみ『町までのんびり歩こう~!』

ラッキー『ダイエットにもなるしいいね。』

ぷくみ『でしょ~!』

オルフェアの町までもう少し。

ぷくみと動物達は、のんびりと歩いて帰ることにしました。

足を痛めた馬を気遣いながら、ぷくみはテクテクと歩きはじめました。

オルフェアの町に向かって歩き出すぷくみ達

いくぞ~!(号令をかけるぷくみの声)

さあ、長かった動物探しのアルバイトの旅ももう少しで終わりです。

ルーラストーンはなくなりましたが、新たな仲間が加わり幸せいっぱいのぷくみでした。

次回!ぷくみの暴挙!?

アルバイトの話6、こうご期待!

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コメント

  1. 匿名 より:

    ぷくみ不足で死にそうです…
    ぷくぷくぷくぷく…

    • ぷくみ より:

      大変~!早く補充しなくちゃ~(‘Д’;)
      よ~し!なんとか近いうちに~φ(。。;)

  2. さくらいろ より:

    ちょー(≧∇≦)
    トップ画のぷくみ&ラッキーお雛人形が可愛い!!!(≧∇≦)

    • ぷくみ より:

      ほんと~!?
      じつはあれ、足がしびれて倒れる寸前なのは秘密だよ~(;・д・)

  3. 匿名 より:

    あとは猫で完成かな?

    • ぷくみ より:

      猫~!!
      ぷくみの大好きな猫さんもどこかにいるかなぁ~Σ(゚Д゚)
      見つけたら問答無用だよ~!

  4. どわを より:

    今回も良いことしたねぇ(^-^)ティルツキンの野郎も悪党だったか!言ってくれれば100万送金したのに!ストーリー忘れちゃったけどオルフェまでもう少し頑張って!

    • ぷくみ より:

      5万Gでよかったの~(‘∀’)
      ルーラストーンは別によかったんだよ~!
      どうせ使い方わからなかったから~(・∀・)
      よ~し!あと少しがんばるぞ~!

  5. さくらいろ より:

    ちょ!馬車の中にいいいいっ!(;・∀・)

  6. ライラ より:

    ぷくみちゃん体重以外は
    ほんと良い子!
    早く続きが読みたいよ~!

    • ぷくみ より:

      ダイエットして真の良い子になるんだぞ~ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
      よーし、つづき書くぞ~!かきかき・・・φ(.. )

  7. 匿名 より:

    まるっこいぷくみちゃんに見慣れてきたから痩せちゃうとちょっと寂しい気もするw
    動物さん達揃って良かった良かった。
    次回も楽しみにしてるよー!

    • ぷくみ より:

      そんなこと言ったらやせる気なくしちゃうよ~(;’∀’)
      ダイエットやめようかな~(゚∀゚)
      動物さん揃ったので堂々と凱旋するよ~!

  8. ノンナ より:

    待ってたの~(≧▽≦)お正月仕様になっても食べているぷくみちゃんにほっこりしたよ~

    • ぷくみ より:

      おもち食べすぎてさらなる体重増加に成功したよ~(;´∀`)
      ほっぺももちもちだよ~( ^)o(^ )

  9. 匿名 より:

    地面にめり込むほど重くなってしまったか…
    今のぷくみなら一人でレグナードを押せるかもね

    • ぷくみ より:

      ハッΣ(゚Д゚)
      今ならレグナードにリベンジできるかも~!
      ダイエットやめようかなぁ~(・_・;)

  10. まよねーず より:

    ぷくみのルーラ石がああああ
    お金を数えるぷくみの顔が可愛かったぁ

    • ぷくみ より:

      ルーラストーンなくなったけど仕方ないね~(;’∀’)
      ぷくみは動物愛護の精神を忘れないよ~(๑•̀ㅁ•́๑)

  11. 匿名 より:

    ティルツキンさん急にリアルな話はやめてww

    • ぷくみ より:

      あの人途中までいい人だったのに、手のひら返したみたいに変わったんだよ~!
      商人さんって怖いね~(・_・;)

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